ずるい人はなにを考えている?職場にいるずるい人に利用されずうまく対処するためにその特徴を覚えておきましょう。




ずるい人はどこにでもいますが、特に職場にいるずるい人は厄介な存在です。

自分のためには他人を陥れることも平気なタイプの人間なので、職場の同僚などにずるい人がいると自分の出世にも大きく関わってきます。

こうしたずるい人にはどのように対処したらいいのかを、しっかりと覚えておくことが必要ですね。

この記事を参考にしてずるい人の特徴や心理を踏まえた上での対処方法を考えてみましょう。

 

ずるいとは


「ずるい」は漢字で書くと「狡(ずる)い」となりますが、この漢字には同時に「狡(こす)い」という読み方もあります。

つまり「ずるい」と「こすい」には共通した意味やニュアンスがあります。

「ずるい」を広辞苑で検索すると以下のような解説となります。

-----------以下引用------------- ずる・い【狡い】 〔形〕[文]ずる・し(ク) ①しなければならないことを巧みになまけたり自分の利益を得たりするために、うまく立ち回る性質である。

狡猾である。

わるがしこい。

花暦八笑人「そして己等が親父が―・い事ばかりしやアがつたから」。

「―・く立ち回る」 ②しまりがない。

ふしだらである。

-----------引用終わり-------------
引用元 https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B%91/prefix/%E3%81%9A%E3%82%8B%E3%81%84

ちなみに「こすい」には悪賢いという意味の他に「けち」という意味も加わります。

どちらにしてもずるい人は頭がいいのですが、その知恵や知識を自分の利益のためだけに使ったり、相手を陥れるために使ったりする人というイメージです。

結論としては「ずるい人」は、頭がいいけれども利己的な人という意味になります。
 

ずるい人の特徴・心理


まずはずるい人の特徴や心理について考えてみましょう。

 

常に自分が得になることを考えている利己主義者


ずるい人の行動基準は自分が得をするかどうかということで、損得勘定が先にきています。

仕事はもちろん、人との付き合いでも同じで、好き嫌いといった感情面で判断するのではなく、常に自分にプラスになるかどうかで判断しています。

徹底的な合理主義者ということもできます。

ただし自分にとっての損得しか考えないので、合理主義かつ利己主義と言ったほうがいいでしょう。

ずるい人は恋愛でさえも自分の出世や財産形成の手段として考えていて、自分にメリットがない相手とは付き合うことはありません。

自分に特になることをするということは、普通の人であればだれでもすることですが、ずるい人はそのためには他人を積極的に陥れたり、足を引っ張ったりすることも平気で行います。

ここがするいと言われる所以(ゆえん)でもあります。

 

自分は人よりも頭がいいと思っている


ずるい人は人を陥れることも平気な理由は、他人よりも自分は頭がいいので他人よりも特をして当然だという一種の優越感を抱いています。

そのため他人からずるいという批判を受けたとしても、自分と同じように計算してうまく立ち回れない人からなにを言われても平気です。

自分よりも劣っている人の批判を受け入れる気などはなく、負け犬の遠吠えくらいにしか感じていません。

 

上司に取り入るのがうまい


職場にいるずるい人は出世のためには他人を利用しても構わないという考え方なので、最も出世する可能性が高いのは上司と良好な関係を築くことだと知っています。

そのため自分よりも立場が上の上司に対してうまく取り入って、良好な関係を築くことがうまいのです。

職場にいるずるい人の大半はこのタイプではないでしょうか。

同じ能力の人が二人いたとして、上司と良好な関係を築いている人といない人ではどう考えても前者のほうが出世しやすいでしょう。

場合によっては能力が少し劣っていたとしても出世する可能性が高いのです。

しかしこうした人は同じ同僚から見ると、たいして能力がないのに上司に取り入って出世したずるい人と思われます。

 

洞察力が優れている


ずるい人は洞察力が優れていて、他人を観察能力が高いのでどのように対処したらいいのかも即座に判断することができます。

しかしその洞察力を使うのは、もちろん自分のために役立つ人かどうかを判断するためです。

もし自分のために役立つと判断した場合には、さらにその洞察力を生かしてどうしたら相手に取り入ることができるのかを考えて行動します。

ずるい人は自分の能力をすべて使って自分が得するために行動するのです。

 

口が達者


ずるい人は自分が不利になるような事態を極力避けようとするので、自分の失敗であっても他人のせいにしようとします。

また、自分の役に立ちそうな人は取り込もうとするので、必然的に口が達者になるという特徴があります。

責任逃れや味方を作るために口達者となったのか、口達者のためずるい性格になったのかはわかりませんが、ずるい人は一般的に口が達者なのです。

口が達者ということはコミュニケーション能力が高いということにもつながります。

そのため、初対面でも高いコミュニケーション能力を使って、自分の役に立つと思った人とすぐに仲良くなれるという特徴もあります。

 

ケチな面がある


ずるい人は金銭面でケチだという特徴もあります。

自分の利益になることだけを考えているので、必然的に金銭面でも損をするということは絶対に許せなくあります。

なるべく自分のお金を使わないように心がけているので、商品を買うときでも最も価格が低い商品を選んだり、値切ったりということは日常茶飯事です。

また、損をしたと感じたら店や店員に対してクレームをつけることもあります。

ずるい人はいわゆるクレーマーになることもしばしばです。

 

人の揚げ足を取る


ずるい人はたとえ会話でも自分が不利になることは許すことができません。

自分が相手よりも下に見られることが嫌いだからです。

そのため会話をしていても自分が不利な状況になると、言葉尻を捕らえて相手の揚げ足を取るのが得意です。

ずるい人は自分が優位な立場でないと気がすまないので、相手の揚げ足を取ってその弱点をしつこく攻めるのです。

こうした特徴もクレーマーになりやすい面をあらわしています。

 

手のひら返しが多い


ずるい人は自分にメリットがあると思うとすぐに近づきますが、反対に自分にメリットがない、無後ろデメリットになると判断すると即座に離れていきます。

つまり手の平返しが得意なのです。

ある意味では物事が成功するか失敗するかを、早い段階で察知できる能力があるとも言えます。

残念ながらその能力は自分の利益に関わることだけにしか発揮できません。

 

ずるい人は嫌われる?出世する?


ずるい人は一般的に嫌われる傾向にありますが、一方で出世する人の中にはいわゆるずるい人も多いことに気がつくでしょう。

ずるい人のどんなところが嫌われて、どんな点が出世に結びつくのかを考えてみましょう。

 

手柄を横取りされる


ずるい人は自分の失敗を人になすりつけたり、反対に人の手柄を横取りしたりすることも平気です。

しかし、こうしたことをされた人から見れば、ずるい人を嫌いになる十分な理由を持っていることになります。

一方で表面上は失敗もなく仕事の成功も多いずるい人は、職場の上司から見れば優秀な部下に見えることでしょう。

そのためよほど露骨なことをしない限り、ずるい人は出世する可能性が高いと言えます。

 

仕事をサボる


ずるい人は自分が努力をしてのし上がるということはせず、他人の手柄を横取りすと言った楽な方法で出世しようとします。

そのため普段は真面目に仕事をせずに要領よくサボっています。

その分、他の人にしわ寄せが来ているので、ずるい人が真面目に仕事をしている人に嫌われるのは当然でしょう。

しかも、露骨にサボるわけではなく上司などの目の前ではいかにも仕事で忙しいふりをするのが得意なので、うまく立ち回っているところも嫌われる原因になります。

 

世渡り上手


ずるい人が出世する可能性が高いのは、上司など自分よりも地位が高い人に対してすり寄るのがうまく、口が達者なのでおべっかやゴマをするのが得意だからです。

ずるい人はいわゆる世渡り上手で、自分の仕事に関する能力は高くありませんが、自分を出世に導いてくれる人を判断する能力だけは高いのです。

周囲からは嫌われますが、ある意味では人を見る目もあり情報収集能力も高いので、権力のある人にとっては使いやすい人物とも言えるのです。

自分に権力があり人を出世させる力がある限り、ずるい人は忠誠を誓って裏切る可能性が低いという点も、権力がある人にとっては使いやすい理由のひとつでしょう。

 

利益を追求するという点で一致


ずるい人は自分の利益だけを追求しますが、それは結果的に出世しやすいのです。

出世する人はなにかしら絶対的な目標を持って、それに向かって手段を選ばずに突き進む人が多いと言えるでしょう。

その点でずるい人は自分の利益のためであれば手段を選ばないという点で一致しています。

また、会社で権力を持っている人も会社の利益を追求しているという点で一致しています。

ずるい人は自分の利益のためだけに動きますが、結果としては会社の利益につながることにもなるのです。

また、ずるい人とは言っても罪を犯すほど愚かなことはしません。

むしろ頭がいいので自分が絶対的に不利になるようなことはしませんし、したとしても証拠を残すようなこともないでしょう。

職場でずるい人と思われているのは同僚や後輩の範囲内であって、上司にとっては会社の利益につながることをする優秀な部下という立場なのです。

たとえ、同僚などがずるい人のマイナス面を上司に訴えたとしても、やっかみや妬みだと思われる可能性が高く、むしろ訴えた人の立場が悪くなってしまいます。

 

人を見る目がある


ずるい人は洞察力が優れていることはすでに解説しましたが、それは言葉を変えると人を見る目があるということにもなります。

ずるい人は周囲の人をよく観察しその人の特徴を把握する能力があるということです。

そのため、その人の特徴に合わせて対応することもできるので、実際にずるいことをしていたとしてもそれをずるいと感じさせないことも可能です。

つまりずるさを隠すこともできるので、周囲から上司に告げ口される可能性も低くすることができます。

結果としてずるいことをしてもスムーズに出世に結びつけることができるのです。

 

ずるい人への対処方法


職場のずるい人の特徴がわかったところで、次はずるい人への対処方法を考えてみましょう。

 

客観的な事実を残す


ずるい人というのは口が達者で他人に失敗をなすりつけたり、平気で嘘をついたりします。

また、ずるい人は頭がよく計算高いので、いつの間にかまったく関係のない人が悪くなっているということもあります。

そのため、ずるい人に連絡するときは後で言い訳ができないように、口頭ではなく証拠が残るメールなどで連絡することが大切です。

また、伝える内容についても他の意味に解釈できる余地を残さず明確に記述することも重要です。

後で言い逃れができないようにすることができるからです。

 

伝言や返答は明確にする


ずるい人は言葉尻を捕らえるのがうまいので、気を使ったつもりの曖昧な表現をしないことが大切です。

「できるだけ出席する」「参加費は気持ちだけで」といった表現ではなく、必ず参加することや明確な金額を伝えることが重要です。

もちろん参加が任意の場合はその旨を伝えてもいいですが、全員が参加する必要がある場合はきちんと伝えましょう。

また、ずるい人への返答は曖昧な表現ではなくイエスやノーといった明確な返答が必要です。

たとえば「参加費を今持っていないので後でいい?」と言われた場合には、「多分大丈夫」などのような返答ではなく、「待っているので今持ってきてください」というように明確な返答をしましょう。

少しでも曖昧な部分があると揚げ足を取るのが得意なずるい人の言いなりになってしまいます。

 

お金は貸さない


ずるい人のお金を貸すとまともに返してくれるということはなく、できれば踏み倒そうとして返すのを先延ばしにします。

もちろん金額が大きい小さいは関係なく、たとえジュース代の数百円でもなかなか返そうとしないのです。

むしろ金額が小さいほど返さない可能性が高いでしょう。

これは貸した人も少額だと催促がしづらいというのがわかっているからです。

また、お金を貸したあとになにか頼み事をすると、頼み事を聞く代わりに借りたお金はチャラにしてほしいといったことも平気で言い出します。

こうしたケチでずるい人に対処するには、決してお金を貸さないことが一番の対策法です。

これはお金だけでなく物に関しても同じです。

何度かしつこく貸してくれとせがまれても絶対に貸さないことを続けていると、ずるい人もそのうちターゲットを変えて他の人に頼むようになります。

そうなるともう二度と頼まれない可能性が高くなるので、辛抱強く断り続けましょう。

また、貸すだけでなくずるい人からは借りないことも大切です。

ずるい人は借りたときは踏み倒そうとして、貸したときはそれ以上に恩を着せようとします。

ずるい人と貸し借りの関係になることは絶対に避けましょう。

 

愚痴や秘密を話さない


ずるい人は自分に有利になるような情報を常に探しています。

そのため、ずるい人には職場で聞いた噂や上司に対する愚痴、秘密などは絶対に話してはいけません。

ずるい人がその情報をどのように自分に都合よく使うかわからないからです。

たとえば上司に対する愚痴などは、上司の悪口を言っていたというように上司に告げ口をして自分の立場が良くなるように使われてしまうかもしれません。

また、噂の発信者にされてしまったり、弱みを握られれば揺すられたりするかもしれません。

ずるい人は自分の立場が良くなるのであれば、他人を陥れることも平気なので会話をするときは十分に気をつけて、当たり障りのない話題だけにしましょう。

 

距離を置く


ずるい人は普通の人が考えもしないようなことをしたり、悪用したりするのでなるべく距離を置くことが最も大切です。

また、普段から周囲とはコミュニケーションを取って信頼関係を築いておくことも重要なことです。

ずるい人はどんな手段を使っても人を陥れて自分を優位にしようとするので、どんな方法で悪者にされるかわかりません。

そんな場合でも普段から周囲を味方につけておけば、いざというときでも信頼されてそれほどひどいことにはならないものです。

ずるい人とは距離をおいて、それ以外の人との距離を縮めるということが基本です。

 

ずるい人の見分け方


ずるい人はずる賢いので、なかなか本性を表そうとはしません。

どうしたらずるい人だということを見極めることができるでしょうか?

ずるい人は人によって態度を変える


ずるい人は自分に都合のいい人を利用しようとするので、人によってその態度が大きく違います。

もちろん出世に関係するので職場では上司にへりくだった態度となります。

同僚に対しては、自分の意見をはっきりと言うしっかりと自分を主張する人には近づかず、むしろ強くでると簡単に言うことを聞くような弱い人に近づきます。

ずるい人かどうかを判断するには、人によって違う態度を取るかどうかを観察しているとよくわかります。

 

ずるい人は必ず見返りを求める


ずるい人は常に自分の利益になることを探しているので、人になにかをしてあげるときは必ず見返りを要求します。

普通に人に親切にするという場合は見返りを求めるということはしないので、ずるい人を見分けるには見返りを求めているかどうかを観察しましょう。

 

ずるい人は必ず嘘や言い訳を言う


普通の人は仕事をしていて失敗したときは、自分の非を認めて素直に謝罪をすることで同じ失敗をしないようにします。

人は失敗を積み重ねて成長していくものですが、ずるい人は絶対に自分の失敗を認めることはしません。

完全に自分のミスであっても、他人のせいにしたり嘘をついたりということを平気でするのです。

そのためずるい人かどうかは失敗したときの態度ではっきりします。

 

まとめ


職場には必ずと言っていいほどずるい人がいます。

ずるい人は上司の受けが良いので出世する可能性も高いですが、その代わり周囲の人を利用するという面もあります。

世渡り上手で出世するのは構いませんが、自分がその出世に利用されるのはいい気分ではありませんね。

職場にいるずるい人の特徴をよく覚えておいて、自分が利用されないように対処しましょう。

そのためにこの記事が役立てば幸いです。