職場で権威を笠に着る人の特徴・心理・対処法

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 「権威を笠に着る」とは権力のある後援者の力を借りて威張ることです。

権威を笠に着る人を「取り巻き」「腰巾着」と言ったりします。

よく知られている故事成語を出すと「虎の威を借る狐」ですね。

本人に実力はないけれど、権力者の威光を借りて威張るというのは、考えてみれば情けないものです。

あなたの会社には権威を笠に着る上司いませんか?

      
「俺はいいけど、〇〇部長はどう思うかな。」

市役所の市民税課のK課長は、気に入らないことがあるたびに部長の名前を出して部下をけん制します。

今年に入って新しい市長に変わると、k課長は市長と従兄弟だそうで、飲み会では毎回市長との昔話を始めます。

「俺と市長は従兄弟でさ、俺が小学生のときはよく市長の家に泊まりに行ったものだ。」

「夏休みになると、朝早く市長と山に入ってカブトムシを取りに行ったんだ。」

課長の思い出話は止まりません。

飲み会の席だけでなく職場でも「俺は市長と従兄弟なんだ」と自慢します。

ある日、仕事のやり方についてK課長と口論になったことがあります。

「この件については市長に判断を仰ぐ。どうなっても知らないからな。」とK課長は脅すように言いました。

その態度は、まるでアニメ『ドラエモン』に出て来るスネ夫のようです。

ジャイアンにゴマをすり、困ったことがあるとママに泣きつくスネ夫の様子をイメージすると分かりやすいでしょう。

権威を笠に着る人の特徴 

・偉そうにしている

・はったりをかます

・自分に自信がない

・本当は実力がないのを知っている

・プライベートではおとなしい

権威を笠に着る人の心理

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権威を笠に着る人は、ことあるごとに権力者の名前を出します。

権力者の名前を出すことでみんなが従ってくれるからです。

裏を読むと、権威を笠に着る人は自分には実力も人望もないことを知っていますし、他人の権威を持ち出さないと誰も動かないことも知っています。

だから日ごろは権力者と親密な関係にあることをアピールしながら、もめごとが起こりそうになると権力者の名前を出すのです。

その心理は「俺は権力者と仲がいいんだぞ。俺に逆らうことは、権力者に逆らうことと同じなんだ。だから俺の言うことに従え。」と威圧しているのです。

権威を笠に着る人は、自分に権威があるかのように思わせることで相手の意気を削ぎ、自分の意のままに動かそうとします。

権威を笠に着る人の対処法

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権威を笠に着る人をほめる

権威を笠に着る人は、他人の威光を利用しなければ何もできない人です。

笠をはぎ取った自分には魅力がないことが分かっています。

そこで権威を笠に着る人と接するときには、借りている力を褒めるのではなく、その人自身の行動や能力をほめるといいでしょう。

相手の心に響きます。

そこから対等な関係を築くことができるかもしれません。

根回しをして複数の人たちと臨む

攻撃的に対応すると、権威を笠に着る人の後ろに控える人たちを巻き込んでしまう恐れがあるので、避けた方がいいでしょう。

どうしても強く出なければならない場合は、できる限り根回しをしたあとに、複数の人たちと一緒に毅然とした態度で臨むと、トラブルにならずにこちらの意見が通りやすくなります。

権力者を味方に付ける

権威を笠に着る人のもっとも効果的な対処法は、権力者をこちらの味方につけることです。

そうすれば権威を笠に着る人はあなたを攻撃することができません。

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権力者と強い結びつきがあるのか調べる

権威を笠に着る人は、本当に権力者と強い結びつきがあるのか調べるのもよいでしょう。

お酒の席で権力者と同席した際に、何気なく探りを入れます。

それができなければ、権力者の周辺の人から聞いてみるとよいでしょう。

実際には権威を笠に着る人が言うほど権力者とは深い関係はなかったりします。

それが分かれば威圧的な態度を取られても恐れる必要がなくなります。

では本当に権威を笠に着る人と権力者が親しい関係を築いていた場合はどうするか。

権力者は遅かれ早かれ終焉のときがやってきます。

後ろ盾がなくなれば、権威を笠に着る人は強気に出ることができなくなります。