言葉使いが悪い

言葉使いが悪い人の特徴・心理・対処法

言葉使いが悪い

毎日、口にしている言葉使いを意識していますか?

周囲から聞こえてくる会話の中で「この人、言葉使い悪いな」と感じた事はないですか?

記憶に新しいのは豊田真由子元議員の政策秘書に対しての「ちーがーうだーろー!!」「このハゲーーーーっ!!」と暴言を浴びせたボイスレコーダーが世に出た時はとてもインパクトがあり驚きましたよね。

エリートのお偉いさんですら暴言を吐くのですから、人はわからないものです。

豊田氏の話はさておき、身近でも言葉使いが悪い人は老若男女問わずいます。

言葉使いが悪いと社会では嫌悪感を持ち、信頼関係や友好関係は築けません。

早く本人に気づいてもらいたいところです。

今回の相談は“先輩の言葉使いが悪くてストレスが半端ない”と悩む新人のY君(22才/営業職)の体験を元に打開策を見ていきましょう。

これを見て「ウチにもこんな上司いるー」「ウチはまだマシかな…」と共感したり、同情しつつも自分だけじゃないんだと安心感を得て

少しだけ心が軽くなるかもしれません。

今年入社したY君のチューターK氏(25才)は普段から「てめえ何度言ったらわかるんだよ、このボケが」「まだ客取れねーのかよ、大卒のクセに使えねーな」「いついつまでに契約取れなかったらクビだぜ?」「まだ辞めねぇのかよこの給料泥棒が」と罵られます。

何をするにも次は何て言われるか内心ビクビクしています。

ある日、K氏がクレーム対応をした後、「何様だと思ってんだクソッ」「客だからって調子乗りやがって」とデスクをバンバン叩き、ますます機嫌が悪くなってストレスとプレッシャーで押しつぶされそうだと言います。

「おめぇ今日酒付き合えよ」と退社後、強制的に居酒屋に付き合わされます。

もちろんお代はY君です。

顧客の文句を「うぜぇよ、消えろ、死ね」の連発で、店員にも「早くビール持って来い!何ボケっとしてるんだ」声を荒げます。

Y君はひたすら謝り続け嫌な思いをしています。

これからY君はどう接したらいいのか?

言葉使いが悪いとは?

言葉使いが悪いというのは具体的には以下のような言葉を使うことです。

・「お前」「テメェ」「アイツ」「ヤツ」「ジジィ・ババァ」と呼ぶ

・上司に叱責されて「腹立つクッソ!!」と上司には聞こえないように言う

・「バッカじゃねーの?学校卒業できたん?」と見下す

・「するなっつってんだろ!」とニラむ

・「死ね」「ウザい」「キモイ」を日ごろから軽い気持ちで使う

・「うっせーよ」と舌打ちする

・「次失敗したら殺すぞ」と半脅しをする

言葉使いが悪い人の特徴や共通点

まずは言葉使いが悪い人の特徴や共通点について考えてみます。

言葉使いが悪い人の特徴や共通点: 育った環境が悪かった

言葉使いが悪い人は、一緒に暮らしていた家族の影響が一番大きいと思われます。

親の真似、兄弟の真似など。

日ごろから言葉使いが悪い家族の元で暮らしていけば子どもは当たり前ですが、悪い言葉も自然と覚えます。

当然幼稚園や小学校に入ると指摘を受けると思いますが、家庭で言葉使いが悪い人がいるとなかなか癖が直らなかったのが原因の一つとも言えます。

言葉使いが悪い人の中でも、男兄弟が多い人に見られがちです。

言葉使いが悪い人の特徴や共通点: ガサツである

言葉使いが悪い人は、何事にも大雑把で細かい事には気にしない性格に多く見られます。

「人はどうされたら不快感に思うか」など考えもしないで発言するため思った事がポンポン出てしまうのです。

言葉使いが悪い人は、敬語を知らないというのもありますが、言いにくい言葉をオブラートに包んで表現する事ができないためストレートに言い放つのです。

“類は友を呼ぶ”と言いますから、逆に相手から同じ口調で話されてもさほど気にならない人が多いです。

言葉使いが悪い人の特徴や共通点: 敬語が使えない

言葉使いが悪い人、特に今の若者に多く使われる略語や造語で話す例として

・ありがとうございます=あざっす

・とてもいいですね=超いいっす

・熟睡していました=爆睡していました

・本当ですか=マジっすか

など挙げられます。

本人は「です・ます」を使っているため敬語を使っていると勘違いしています。

言葉使いが悪い人の特徴や共通点: やんちゃである

いわゆる“ヤンキー”と呼ばれる人に言葉使いが良い人はあまりいません。

昔やんちゃしていた人はふとした時に悪い言葉が抜けないことがあります。

言葉使いが悪い人の特徴や共通点: 職業が関係している

男ばかりの職場や工事現場など、危険が伴う職業は大声を出して危険を知らせないといけないので、必然的に言葉使いが悪くなったりたり、きつくなったりすることもあります。

言葉使いが悪い人の心理

次に言葉使いが悪い人の心理について考えてみます。

言葉使いが悪い人の心理: 強く見られたい

言葉使いが悪い人は、実は小心者だと自覚があるがゆえに、「最初が肝心だ」「誰からもナメられたくない」「自分は強いんだ」と他人に印象付けておきたいだけです。

先に手を打つ事で相手から攻撃されにくいと考えています。

言葉使いが悪い人の心理: テレビの影響

言葉使いが悪い人の中には、思春期を迎えると一度は憧れる“ワル”格好や言葉使いなど一度はやってみたいと思ってそうなった人もいます。。

テレビの影響というのは絶大ですから、「芸ネタで使っている言葉やVシネマの台詞がっこいい」「テレビのセリフを使ってみたい」などと単純な動機からです。

言葉使いが悪い人の心理: 人を見て判断している

言葉使いが悪い人は、もちろん上司に対して乱暴な言葉は使う人などほとんどいませんから、上司以外の人や自分より立場が下の人には少々言葉使いが悪いと思っています。

自分には何も言えないだろと見下しているからです。

言葉使いが悪い人の心理: フレンドリーだと思っている

言葉使いが悪い人が、初対面でも敬語を使わない、言葉使いが汚い、言葉使いが砕けているのは「親しみやすいですよ」アピールの表れです。

相手との距離を縮めたいと思ってのことです。

言葉使いが悪い人の心理: 車を運転すると豹変する

普段穏やかな人ほど車の運転をしている時に暴言が出る人は多いです。

急に割り込んできたり、「追い越されて腹が立った」「ノロノロ運転にイライラする」「先に譲ってやったのにありがとう合図がない」などの理由からです。

自分だけの空間になると気持ちが大きくなるからです。

言葉使いが悪い人の対処法

最後に言葉使いが悪い人への対処法を考えましょう。

言葉使いが悪い人の対処法: 仕事を完璧にこなす

与えられた仕事を完璧にこなせば、言葉使いが悪い上司でも何も言えません。

上司の態度も変わってくるかもしれません。

頑張りましょう。

言葉使いが悪い人の対処法: 耐える

言葉使いが悪い上司に反論したい気持ちもわかりますが、ますます激高して話が長引くだけです。

逆らえばその後仕事に行きづらくなります。

辞める覚悟がないのであれば、最後まで話を聞いて耐えるしかありません。

言葉使いが悪い人の対処法: 心の中で見下す

言葉使いが悪い人には、直接面と向かって言えないので心の中で「まーた始まったよ」「はいはい、すいませんでしたぁ~」とつぶやいてください。

心が少し軽くなります。

言葉使いが悪い人の対処法: 上司の上司に相談する

言葉使いが悪い人のこれまでの記録をまとめておいて上司より威厳のある上司に相談してみましょう。

事態が重く受け止められれば人事異動や改善がみられるかもしれません。

言葉使いが悪い人の対処法: 味方を付ける

言葉使いが悪い人は特定の人だけでなく癖のようなものですから他にも嫌な思いをしている人がいるはずです。

被害者同士、話をするだけでも精神的にも楽になります。

言葉使いが悪い人の対処法: 直接言う

どうしても我慢できない、納得がいかないなら、あなたが勇気を振り絞って言葉使いが悪い上司に立ち向かうのも一つの手です。

その場合、他に味方になってくれる人がいれば心強いしなお良いですね。

先ずは「その言い方はかなり堪えます」と低姿勢から入ってください。

「上司に向かって何様のつもりだ」と言われそうですが、「上司のように早く一人前になろうと頑張っていますので、その言葉はやめてください」と誉め言葉も入れつつ、お願いしてみるのはどうでしょうか。

言葉使いが悪い人の対処法: 転職する

最終手段は「転職します」と漏らす。

改善の兆しも見られない上司の下で働き続けるのはストレスがたまって仕事にも支障をきたします。

思い切って転職も視野に入れてみましょう。

「いつでもこんな会社辞めてやる」といった気持ちでいると心が軽くなりますよ。

まとめ

社会ではどんなに言葉使いが悪くても付き合わなければいけない人が出てきます。

いちいち真に受けていたらストレスがたまるばかりです。

気にしないで自分のペースで頑張ってください。