重圧に弱い

重圧に弱い人の特徴・心理・対処法

重圧

会議や面接試験やプレゼンといった大事な場面でいざ本番となると緊張して手足が震えたり、言い間違えたり、噛み噛みだったり、本領が発揮できない人いますよね。

大勢の前に出るとみんなが自分に注目するわけですから、むしろ緊張しない人の方が少ないかもしれませんね。

練習ではうまくいってただけに非常に悔しい思いをします。

かくいう筆者も小学校の頃からどちらかと言えばお喋りなほうでした。

普段のお喋りは何ともないのに、小学校高学年で自覚したのですが、人前に出たり、先生から急に当てられたりすると、緊張して顔が赤くなって言葉に詰まったり体が火照ったりするので「りんごちゃん」と呼ばれるのが嫌で嫌でたまりませんでした。

心の中で「大丈夫大丈夫!」と気を強く持つ意識を習慣づけたら、中学生になった頃は、そりゃ多少は緊張しましたが、言葉が詰まって物が言えないなんてことはなくなりました。

重圧に弱いと失敗する事が多く、重圧に打ち勝って絶対に克服したいところですよね。

重圧に弱い人に共通する特徴

重圧に弱い人に見られる共通点は何といっても極度の緊張感を持っている人です。

緊張するあまり声が震えたり足が動かなかったり、本来の実力が発揮できないまま失敗に終わる事があります。

重圧に弱い人の特徴とひと目見てわかる仕草を挙げていきますので、職場にそうゆう人がいないか?いたらサポートしてあげる必要もあります。

ネガティブ思考である

重圧に弱い人は、「よっしゃー!やったるぞ!」という気合がありません。

重圧に弱い人は、

「失敗するかもしれない」

「どうせできっこない」

「やっても無駄だ」

「何て言われるかわからない、やっぱりやめておこう」

と始める前からネガティブ思考です。

赤面症である

重圧に弱い人は、緊張したり急に話しかけられたり、人前に立つと恥かしくて顔が赤くったり手や額に大量の汗をかきます。

激しい動悸に襲われることもありそのせいで対人恐怖症になる人もいます。

発声に異常が出る

重圧に弱い人は緊張するとどうしても言葉に詰まり黙りこんでしまうか、どもってしまいます。

たまに発音がおかしくなったり、逆に早口になってしまったり、声が小さくなったり何らかの異常が出るのが特徴的です。

心配性である

重圧に弱い人は、成し遂げた経験が少なく成功した姿が想像できません

人間、多少なりとも心配や失敗は付きものですが重圧に弱い人は、

「これをやったらどうなるだろう」

「失敗したらどうしよう」

「これからどうしよう」

と何をするにも心臓がドクドクしだします。

思い込みが激しく極度の心配性であります。

うつむき加減になる

自信がない重圧に弱い人は、人前に出るのが嫌です。

人と目を合わせられません。

うつむき加減になってしまうか、目が合ったらすぐ視線をそらします。

メンタルが弱い

重圧に弱い人は、日ごろから他人が聞いたら何でもないようなひと言でもずっと心に残っていて落ち込むタイプです。

立ち直りが遅くガラスのハートの持ち主だと言えます。

これまでネガティブで消極的な特徴を挙げましたが、逆に気合が入りすぎて失敗するパターンもあります。

用意周到である

重圧に弱い人の中には、前日までにしっかり準備を整えて練習もバッチリなのに、

・なかなか寝付けなくて寝坊した

・忘れ物をした

・張り切りすぎて空回りした

・当日熱が出た

など本番に弱いタイプも存在します。

重圧に弱い人は、本当は出来る人です。

その証拠に練習では完璧にこなしています。

本番でうまくいかないのは、その場や環境に慣れていないからでしょう。

声が大きくなる

重圧に弱い人は、普段は周りと変わらない声量なのに、ここぞという時、張り切るあまり声が異常に大きくなり威嚇しているように聞こえます。

その時、もしも周りがザワついたり、不快な顔つきをしていたりするのに気づいたらどうでしょう。

自分では大きい声を出しているつもりはなく、「何かやらかしたかな」「脈がなさそうだな」と気づき始め頭の中が真っ白になり、最後まで実力を出しきれません。

重圧に弱い人の心理

重圧に弱い人は本人が一番悔しい思いをしているはずです。

どんな心境でいるのでしょうか。

自信がない

重圧に弱い人は自分の才能に自信がなく、

「失敗したらどうしよう」

「自分のせいで迷惑かけたらどうしよう」

「損害が出たらどうしよう」

「この先どうすればいいんだ」

とネガティブになり負の連鎖に陥ります。

重圧に弱い人は一時的には不安を取り除くことができても、すぐにまた不安の波がやってくる

かたときも不安が頭から離れることはありません。

責任重大な仕事に就いている

重圧に弱い人は

「君にしかできない」

「君だから頼んだ」

「君に任せるよ」

「失敗したら責任取ってもらうからね」

と上から言われて、責任重大な仕事を任されると

「会社の期待に応えないと」

「絶対に失敗はできない」

「絶対に失敗は許されない」

との強い思いから夜も眠れず、胸が押しつぶされそうになります。

結果を気にする

重圧に弱い人は何かを始める前でも最中でも結果を気にしすぎています。

それも悪い方向にばかり。

そのため、今している事に集中できずにミスをします。

一度ミスをすると頭の中がテンパり整理できなくなるのです。

重圧に弱い人の克服法

だれでも練習ではうまくいったのに緊張して本番でミスとかしたくありませんよね。

重圧に弱い人のために、簡単な方法から普段の練習の積み重ねが必要な練習法を紹介します。

大丈夫!と言い聞かせる

ベタな解決法ですが、「大丈夫!大丈夫!」と自分に言い聞かせるだけで、重圧に弱い人でも気持ち的に楽になります。

落ちついて深呼吸も忘れずに。

好きな物をイメージする

重圧に弱い人は観衆(相手)の目は見ないで頭付近を見ればいい。

顔だと思わないで買っているペットや犬や猫だと思えばいい。

上司だと思うから緊張するのです。

正直に話す

重圧に弱い人は自分の緊張を隠そうとするほど頭がテンパります。

そうならないように最初に「今、すごく緊張しています!」と笑顔で告白すると相手もねぎらいの言葉をかけてくれると思いますので、気持ちが楽になりますよ。

休息も入れる

重圧に弱い人はプレゼンの時に変に気合が入りすぎると返ってミスするかもしれないので、姿勢に気を付けて深呼吸していつもどおりのペースで始めましょう。

手元の資料だけに集中しましょう。

自分ばかり話していると疲れてくるので、途中、「お疲れではないでしょうか」と相手を気遣ったり「○○さんはどう思われますか」と相手に問いかけたりして、つかの間の休息を取ってください。

友達や恋人と話す

重圧に弱い人にとって友人や恋人は一緒に居るだけでただただ助けになります。

たわいもない会話や「明日面接何だよね」と言うと「頑張ってね」と言わない人はいないでしょう。

少しでも緊張がほぐれるはずです。

前向きになる

重圧に弱い人が大事な日を前に緊張や不安になるのは自然な現象です。

そのことだけに集中しましょう。

たとえ払拭されなくても「失敗したらどうしよう」ではなく「失敗しても次もあるから大丈夫!」と前向きに考えましょう。

威圧感を感じたら

重圧に弱い人が、目の前の上司や取引先に威圧感を感じて萎縮してしまったら、うまく思いを伝える事ができません。

「この人も悩みあるんだろうな」「失敗を重ねて成功したんだろうな」と目の前の相手は自分と同類なんだと思う事で気が楽になります。

イメージする

重圧に弱い人は一人でいる時はうまくいっても、いざ大勢の前に立つと場慣れしておらず会場の雰囲気にのみ込まれてしまいます。

ですから日ごろから人に慣れる事です。

家族や友達を観衆に見立ててプレゼンの練習をしたり、一人の時でも観衆がいると思って繰り返しイメージトレーニングをしたりしましょう。

まとめ

重圧に弱い人は基本、できる人です。

自分の才能に気づいてないのかも。

もったいない。

ネガティブな考えは今すぐ捨てて練習ではうまくいったのならば本番でもうまくいくと自分を信じることが大切です。

人は、経験を積むことで自信がついてきます。

経験したことがあるということでも重圧に段々強くなっていくのです。