マウントをとる

マウントをとる人の特徴・心理・対処法

マウントをとる

世間では沢尻エリカさん主演のドラマの影響もあってか“マウンティング女子”なんて言葉が流行りましたね。

職場や学校にもグループ内で「自分に勝つ者はいない」「自分が一番出来る」「自分の方が断然幸せだ」と格付けする人がいるのではないでしょうか?男性の場合、役職というポジションで立場が明確であり、上下関係がハッキリしています。

女子社員の場合は、年齢、経歴などでそれとなーく位置付けできますが、これに実力が加わるとちょっと曖昧になってきますので、マウンティング(マウントをとる行為)は女子にありがちな傾向に見られます。

勝手に格付けしてマウントを取ろうとする奴が腹が立つという愚痴が多かったので、今回のテーマは“マウントをとる人”を取り上げてみました。

筆者の末妹の幼稚園ママ友にもマウンティングママがいるそうです。

専業主婦で家は裕福とまではいかないが、値段を気にせずにランチや買い物をするタイプ。

妹家族が北海道旅行を楽しんできた話をしようとすると「私、寒いの無理、絶対行けない、それより美味しい物食べたい」と食べ物の話題にすり替える。

温かいシンガポールに行くと「インスタ映えするのはハワイでしょ!私3回行った事あるよ」とハワイへの良さを熱く語り始める。

維持費が安い軽自動車を奮発して新車に乗り換えたら、「軽自動車は移動が疲れる、ベルファイ〇〇は静かで楽よ~」仕事が決まった時も「子育てしてれば家事も大変なのに、自分の時間が無くなるのは嫌じゃないの?」と何かに付けていちゃもん付けてきます。

子ども同士がとても仲良しなので、今後もずっとマウントをとってくるのかと思うとランチも憂うつだと筆者に愚痴をこぼしています。

筆者は黙っていないタイプなので「私なら同じように自慢話をする」とアドバイスしましたが、それでも必ず上を行こうとするか否定するだけだと諦めモードです。

どう対応したらいいかマウントをとる人の特徴や心理を掴んで解決法を導きたいと思います。

「マウントをとる」とは

意味:相手よりも優位に立とうとする言動です。

自分が誰よりも上だと誇示します。

使い方:①マウントをとりにくる女子には適わないよ    ②マウントをとって威張っている    ③マウントをとって女王様気取りだ

マウントをとる人の特徴や共通点

マウントをとる人の特徴と言えばお高くとまっている、金持ちである、権力があるなどのイメージですが、マウントをとる人に挙げられる共通点をまとめました。

負けず嫌い

マウントをとる人は他人に負けるのが嫌いで誰よりも陰で努力はしています。

何でも張り合おうとするため同じレベルにいる人には敵対心むき出しで攻撃します。

自慢する

マウントをとる人は、身内自慢や学歴自慢をよくする人です。

加えて他人の自慢にもかぶせてくる人です。

時には負けたくない一心で話を盛る事もあるかもしれません。

プライドが高い

マウントをとる人は、常に華やかな生活を送りたいと思っています。

相手が自分よりも良いものを持っていたとしたら、物にしろ、恋人にしろ絶対に相手より劣ったものは持ちたくないと思う人です。

マウントをとる人は負けるのが嫌いですから。

気が強い

マウントをとる人は、否定されるのが嫌いでああ言えばこう言う

他人の意見は聞き入れませんし、絶対に引き下がりませんし、謝りもしません。

自信家である

マウントをとる人は、自分に絶対的な自信を持っています。

チヤホヤされている人が許せなくて、わざわざ自分から近づいて自分の方が勝っているアピールを始めます。

見栄っ張りである

マウントをとる人は高級ブランド品をたくさん持っていて、身なりもそれなりに綺麗にしています。

また、これ見よがしにバッグの中からブランド品を取り出します。

同じマウントをとる人でも、福な家庭の人な問題ないが、並みの生活を送っている人はお給料の全てをブランド品につぎ込んでいます。

自己中心的

マウントをとる人は、自分の考えが一番正しいと思っていて相手にも「そうじゃなくてこうした方がいい」と相手を否定して自分の意見を押し付けます。

否定しているのではなく、教えてやっているという感覚で物を言います。

自分の意見が取り入れられないと不機嫌になります。

嫌われるマウントをとる人

嫌われるマウントをとる人のパターンは以下のとおりです。

① 否定型
A子:「新しいバッグ買っちゃった」
マ:「今流行っているのは○○のバッグだよ」

B子:「来月結婚するわ」
マ:「結婚したら自由に遊べなくなるし子育ても大変そうで私はまだ無理~」

決して羨ましがらない。

羨ましがると自分が劣っているような気持ちになるので否定をすることで気持ちを打ち消しています。

② 自分が勝っているアピール型
C子:「職場の上司がパワハラでメンタルがやられちゃう」
マ:「可哀想~私の職場は和気あいあいで楽しい」と他人の心配よりも自分の所の評価が先。

マ:「メイクで全然違うよね?私なんか下手でしてもしなくても代り映えないし」と言いつつ、
“私はそんなに頑張らなくてもナチュラルメイクでも十分でもイケるわ”アピールをしています。

③ 自虐型
D子:「マイホーム欲しいな~」
マ:「毎月のローンが15万円でホントにキツいよ~」とさりげなく収入の多さをアピールする。

決して文句は言わないのだけど、自慢をかぶせてきて自分の話に持って行こうとするところがあざとい人は嫌われます。

マウントをとる人の心理

マウントをとる人は見栄っ張りで自分が下に見られたくなかったり、自分の方が上なんだと印象を植え付けることによって虚栄心を満たすことが目的です。

その心理を見て対策を練りましょう。

本心を言いたくない

マウントをとる人は内心羨ましいが、決して褒めません。

どこか欠点をあら捜ししてけなします。

今満たされていない自分よりも、相手を否定して格下に落とすことによって自尊心を保っています。

優越感に浸りたい

マウントをとる人は他人と比較して、少しでも自分が格上であるとアピールすることで、認めてもらいたい欲求が強いです。

他人からの評価を得る事で優越感に浸って心を満たしているのです。

劣等感を感じているものには反応せずに勝っていると思うものだけに執着しています。

自慢話が多い

マウントをとる人は常に一番でないと気が済まない心理から自慢話ばかりします。

家庭環境、学歴、経歴、持ち物自慢できるものは全てです。

マウントをとる人は自分は華やかな生活を送っている、才能がある、誰よりもできる人だと他人に印象付けたいのです。

ライバルが居ればいるほど燃える

マウントをとる人は、負けず嫌いでライバルが出現すると絶対に負けたくない強い気持ちが表れ意地を見せます。

自分をライバル視してほしいと思っているからしつこく付きまとっています。

マウントをとる人の対処法

相手が顧客であればマウントをとる人に、いちいち過敏になってはいけませんし、腰を低くして話を聞いてナンボなので、状況やその場の空気や対人関係を考えながら対応する必要があります。

プライベートな話はしない

マウントをとる人は何でも張り合おうとするので、プライベートな話は一切しないことです。

たとえ他から自分の情報が漏れてマウントをとる人が近づいてきても「そんな事ないですよ、その話、嘘ですよ」とその場を切り抜けましょう。

喰いつかない

マウントをとろうとしてきても何とも思っていないような表情で「へーそうなんですか」とつれない表情で返します。

「私、ブランドのことわからないんですよね」と言えば、「価値がわからない人に言っても同じだ」と諦めます。

意見を言う

マウントをとる人は見下している人には強気で出ます。

今まで意見をしなかった人が反論する事に驚きを隠せません。

思い切って「失礼な発言ですね」と言い返してみましょう。

話を聞いてくれる人に近づいているわけですから、以降はあちらから離れてくれる場合もあります。

ターゲットにならない

マウントをとる人は目立つ行動を取れば、ライバル視して近づいてきます。

ロックオンされないためにはマウンティングしてきても相手にとって面白くない人になりましょう。

・自慢話に反応が薄い

・リアクションがない

・ブランド品に疎い

・ながら作業で聞く

・興味がないフリをする

・つまらなそうにする

・返事をしない

・勝負しようと思わない

これが何回も続くと次第に「羨ましがってもくれないつまらない人」と判断され、あちらから離れて行けばしめしめですね。

まとめ

マウントをとる人に対しては、相手を変えようとは思わない、なぜなら変わる事がないから。

いちいち反応していたら身が持ちません。

軽く受け流す気持ちで対応すればストレスも軽減できます。