イエスマンの特徴・心理・対処法

イエスマン
イエスマンとはどんな人かご存知ですか?簡単に説明しますと上司の命令にハイハイと従う人を“イエスマン”と呼びます。

上司の指示に従って仕事をするわけですからほとんどの人がイエスマンだと言えますが、どこに問題が生じるというのでしょうか。

組織の中で生きて行くということは時には難しい選択を迫られる事があります。

その決定権を持っている人=責任を負う人であります。

交渉の際や議論の末に決断する重要な役割を担っています。

会社にとって重要な役割はイエスマンには務まりません。

イエスマンは意思表示ができないため都合のいいように利用されています。

上司や先輩からの依頼は業務範囲外でもおかしいと思っていても口に出さずに受けますから。

そうしているうちに後輩からも見下されるようになります。

人によっては後輩からも利用されるただの“パシリ”のような存在にもなってきます。

上司から見たら、聞きわけがいい部下だと見られるでしょうが、周りから見たら都合良いように使える人にしか見えません。

イエスマンの特徴と共通点

イエスマンに見られる共通点は良くも悪くも頼み事を断らないところです。

聞こえは良いですが、イエスマンの周りだけが「やってくれて当たり前だ」とこの性格につけ込んでくる人だけがメリットを感じています。

そのイエスマンには2つの種類に分かれます。

上司の命令にハイハイと“忠実に従うゴマすりタイプ”と単に“自己主張ができないタイプ”に分かれます。

相手に合わせて使い分けて意図的にイエスマンをやっている人もいます。

それではタイプ別に特徴を挙げていきます。

気が小さい

イエスマンは、オドオドしていて気が小さいです。

大きな挑戦をして失敗するよりは普通並みで過ごしたいタイプです。

出世は望まないで今の現状を維持するのがいっぱいいっぱいで、人の言いなりになる傾向があります。

我慢強い

イエスマンはどんなことを言われてもじっと我慢ができる人です。

もしかしたら裏で泣いているかもしれません。

家族にだけ悩みを打ちあけているかもしれません。

少なくとも人前ではじっと耐えます。

指示待ち人間である

イエスマンは積極的に行動せず、言われたことだけをやるというタイプで、自分の意見は言わない指示待ち人間である傾向があります。

トラブルが生じた時に真っ先に切られるのは指示待ち人間だが、いざという時でも恐らく受け入れる覚悟はできています。

押し切られる

イエスマンは無理難題にも押しに非常に弱く、結局全てを受け入れる・許してしまいます。

良く言えば器が大きい、悪く言えば自己主張ができない人です。

周りは断れない性格を知っていて面倒な仕事を押し付けてくる場合がほとんどです。

同調する

イエスマンは自己主張ができないためその場しのぎで周りに流されることばかりです。

後悔はするが口にはしない諦めも付くタイプです。

自分で考える事をしない、わからないことはわからないとも言えないので、放置したままで一切成長できない人です。

そればかりか周囲から尊重されることなく、みじめな想いをしています。

顔色を伺っている

ゴマすりイエスマンは基本、人の顔色をずっと伺っていますので、観察力や洞察力が優れています。

上司のご機嫌を取ったり褒めちぎったり必死です。

たとえ上司でもいつも必ず正しいことを言っているとは限りません。

そんな時でも「ですが…」と意見はいいつつ結局は従います。

上司に気に入られやすいタイプだと言えます。

機械的な対応をする

イエスマンはできるかできないかの確認もせず、「はい、はい、はい」とから返事がとても多いです。

人の話をしっかり聞かない人は内容を理解できていないまま仕事に取り掛かるので円滑な業務が出来ません。

面倒くさい話にしてもそうです。

「はいはいはい」と適当に相づち打っています。

イエスマンの心理

イエスマンはなぜ断れないのか?

初対面で印象が悪くならないように軽い頼み事を引き受けてもいいかなくらいの心理なら理解できますが、何でもかんでも引き受けてしまうイエスマンの心理とはどうゆうものか説明します。

まず相手が強い立場にいるという場合もありますので、押しつけられていることがほとんどであります。

まぁ中には「責任を負うより指示を出してくれた仕事をこなす方がマシだ」と思う人もいます。

上司の命令に背くと出世できなくなるというのはイエスマンに限らず、組織の中にいる人ならば誰もが同じ心理です。

出世までは考えていなくとも目上の人の頼み事を断ると嫌われる、人間関係の悪化して会社に居づらくなるのはわかり切っている事です。

回避するためにはどうしたらいいか。

結果、会社や組織に従うのが最善策だと考えます。

丸く収めたい

面倒な揉め事やトラブルが起こった場合で考えてみましょう。

イエスマンは重大なミスでない限り、反論して話が長引くより自分がミスを認めれば早く済む話だと思っています。

相手は責任転嫁する悪者で、イエスマンはお人よし過ぎるのがわかります。

相手を肯定する

自分を否定する人よりも全部受け止めてくれる人の方が安心感が得られますよね。

付き合い方もそうです。

否定ばかりしていたら人間関係にヒビが入ります。

イエスマンは相手を認めて共感することは円滑なコミュニケーションの取り方で最も効果的な方法です。

イエスマンをやめたい

頼み事ばかりされてもう疲れた、乗り気じゃない行事に誘われも面白くない、でもお願い事を断ったら必要とされなくなるのでは…

イエスマンは人間関係がギクシャクするのではとの不安からついつい何でも引き受けてしまう自分に嫌気が差す。

できません。

と言えればどんなに楽だろう。

人の誘いをうまく断るれるようになると、生きていくのがずっと楽になるだろうなと思い描いていますが、実際にはどうすればいいのかわからない人のための対処法です。

責任は持たないと伝える

相手はイエスマンに頼めば何でも引き受けてくれると思っていますので、一度、勇気を持って断りを入れてみましょう。

最初に「ごめんね」と言っておくことで「できない」と言いやすくなります。

それでも相手が引き下がらない場合、仕方ありませんが、

「できないかもしれない」

「失敗しても責任が持てないけどそれでもいいなら」

と自信なさそうに言ってみるしかありませんね。

出来栄えにケチ付けるようでしたら次から頼んでこなくなるでしょう。

許容範囲を狭くする

「そこまではできないけどここまでならできる」と範囲を絞りましょう。

自分の仕事がまず最優先です。

いくらイエスマンでも、他人の仕事をしていて自分が仕事が遅れるなんて以ての外です。

本当は全て断りを入れたいところでしょうが、一回断ったところでわかったと諦めるような相手ではありません。

またイエスマンのあなたも押し切られたら弱いはずです。

自分の業務に差し支えない程度で少し引き受けるくらいにしてください。

応戦してくると認知させる

周りはイエスマンのあなたを何でも言う事を聞いてくれて当たり前だと認識しています。

あまりにも無理難題を押し付けてきたり責任転嫁する人には、一回ガツンと言い返すと周りは驚きを隠せませんが、たいていの人は次から攻撃してこなくなります。

まとめ

イエスマンは何でも従ってくれる都合の良い人です。

嫌われたくない、評価を下げたくないと思うのは誰にでもある人間の心理です。

しかし、自分の身を守るには『断る勇気』も必要です。

引き受けてできなければ信用問題に関わってきます。

業務に支障がない程度の最低限のコミュニケーションが取れればそれで十分ですよ。

【関連書籍】

さらばイエスマン 人が活きる「プロセス評価」

イエスマンとノーマン