謝ってばかり

謝ってばかりの人の特徴・心理・対処法

謝ってばかり

「すいません」と謝ってばかりの人はもしかして逆効果になっている?!

「すいません」という言葉は本来は謝罪を意味する言葉です。

仕事でミスをした、寝坊/遅刻した、ヘマをしたところで「すいませんでした」と謝罪する人は良識があり素直さを感じますよね。

しかし、別に謝られるような場面でなくても「すいません」が口癖になっている人がいます。

誰かの仕事を手伝ったとします。

終わった後に「すいません。わざわざ遠い所から足を運んでいただいたきまして」という人がいます。

悪くはないんですが、そこは「ありがとうこざいます」でよくないですか?

でもわかる気もします。

A:「すいません、そこ通ります」

B:「あ!すいません..」

上司:「ちょっとすまないが、今からこれやってもらえる?」

部下:「すいません、今から商談に行かなくてはいけません」

こんなやり取り日常にもありますよね。

双方、「すいません」「すいません」と言ってますね。

日本人は真面目で謙虚なところがありますから、つい「すいません」と言いがちなのです。

自分の非を認めず絶対に謝らない人よりはマシかと思いますが、あんまり謝られると薄っぺらく感じる時があります。

本来の謝罪の場面でひたすら平謝りで説明も対策や改善策もなにもない。

何度も「すいません、すいません」となる。

しゅん…とすればするほど、さらなる怒りを招くなんてこともありますので、逆効果になり得るということです。

このように本来であれば謝罪を意味する『すいません』と謝ってばかりの人は要注意。

そんな人の特徴や心理と併せて口癖の治し方まで紹介しますので、最後までご覧ください。

謝ってばかりの人に共通する特徴

謝ってばかりいる人には自分に自信が持てないという共通点があります。

育った環境も大きく関係しています。

謝ってばかりの人の特徴を挙げていきますので、自分はそうでないかチェックしながら見てください。

顔色を伺う

謝ってばかりの人は、育った環境が影響しています。

親がとても厳しかったり暴力をふるう親と一緒に暮らしていると顔色ばかり伺ってビクビクして過ごすようになります。

「自分が良い子じゃないから叩かれるんだ」

「自分がちゃんとできなかったから怒られるんだ」と理不尽なふるまいにも耐えていました。

子どもながらに身を守るすべを身につけ、成長してからも人の顔色ばかり伺うようになりました。

かわいそうですね。

子どもは伸び伸びと育ってほしいものです。

自分に自信がない

自分に自信がある人は潔白を証明したり自己主張が強めですね。

自分に自信がない人は何を言っていいかわからない、言葉に詰まるなどどこかオドオドしています。

誰かに呼び出しでもされるとドキドキして、何も悪くない場面でもすぐ謝ってしまいます。

気が弱い性格である

謝ってばかりの人は優しいと言えば優しいのですが、単に自己主張ができなくて周りに合わせているだけの控えめで消極的な人です。

人から話しかけられれば緊張します。

普段からオドオドして頼み事を断れないでいるので、言えば何でもいうこと聞いてくれる人と認識される事もあります。

できないとは言えないので、せめてキャパオーバーにならなければいいのですが、心配なところです。

嫌味で言う

女性の間でみられる会話

A子:「あの子、仕事出来るよね~」
B子:「すいませんね~わたし何もできなくて」

A子:「あの子、スタイル良いよね~」

B子:「すいませんね~わたし腕太くて」

A子:「あの子、○○卒らしいね、すごいね」

B子:「すいませんね~わたしは高卒で」

このように普通に人のこと話しているだけなのに何かと「すいませんね~」で返す人って何なの?

嫌味を言っていると思っているわけ?

謝ってばかりの人の心理

悪い事してなくても謝ってしまう人の心理をそれぞれタイプ別に紹介していきます。

大きな声に怯えている

怒ってなくても単に声が大きい人はいます。

気が弱い人謝ってばかりの人は、「そこの君!」と名指しされただけなのに
「え、、自分なんかしたかな」

「やばい、、怒られるのではないか」とヒヤヒヤします。

なのでとっさに「すいません」と出てしまうのです。

申し訳ない気持ちでいっぱい

誰かのお願い事が無理だった場合、

例えば、「日曜日出てもらえない?」と頼まれましたが、用事があって断ったものの申し訳なくてその日ずっと謝ってしまいます。

変わってやりたいけどそれができない申し訳なさからくるものです。

人が良いのでしょうね。

ですが、そんなに謝られると、こっちがすごい無理言ってるように見えてくるのでやめてほしいところです。

自己評価が低い

人からどう思われているかマイナス思考ばかりが働きます。

自分なんかがこんな事言っていいのだろうか。

今の発言で相手は嫌な思いをしなかっただろうか。

あんなこと言ったから怒ったのだろうか。

自分に発言する権利はない。

相手の事ばかり気にしています。

言葉が見つからない

ミスをしてしまい自分は説明のつもりで言っても相手には言い訳に聞こえるし、かと言って黙っていればますます怒りを買う事になり兼ねません。

どう言っていいかわからず、無難に謝っています。

そこで相手に求められたら答えればいいと思っています。

収拾がつくのを待っている

ひどく責められる前に謝ると、相手はそれ以上責める事が難しくなります。

執拗に責めれば「もう、謝ってるんだからそれくらいにしといたら?」と謝ってる人に対して過剰に責めていると周囲から捉えられ兼ねます。

ここはひたすら平謝りで沈静化するのを待ってます。

謝ってばかりの人への対処法と克服法

謝り癖がついている人には自分で気づいていない人もいます。

長年の口癖で反射的に出る言葉になっているので指摘してみてください。

「そんなに謝らなくてもいいよ」

「別に悪い事しているわけではないから、すいませんはおかしいよ?」

と気づいてもらうことです。

人の癖はそう簡単に1回で直るものではありませんので、その都度、指摘することで口癖が減っていくと思われます。

謝ってばかりいると相手に誤解を招く事態も考えられますので、気を付けるべき点を紹介します。

「すいません」を「ありがとう」に置き換える

「こんな私に付き合ってくれてごめんね」よりも

「今日は付き合ってくれてありがとうね」

実はこれ、謙虚なように見えて実は失礼な態度と捉える人もいます。

「こんな私に付き合ってくれてありがとう」と感謝の気持ちのはずが、「私は友達だと思っているから普通に付き合っているのであって、哀れみや同情で付き合っているわけではない」と双方にズレが生じます。

謝罪よりも感謝の方が気持ちが良いものです。

別に悪い事してないのだから手伝ってもらって申し訳ないという「すいません」よりも
助かりました「ありがとう」の方が気持ちがお互い良いはずです。

意識する

落ち着いて返事をすることです。

普段からトラブルなく普通の生活をしていれば、なにも謝る必要はありません。

名前を呼ばれたらビクビクせずに返事だけでいいし、本来の謝罪にしても「すいません」は1回だけでいいです。

あまり難しい事ではありません。

もう自分で意識するしかないです。

まとめ

以上、謝ってばかりの人についてまとめました。

謝ってばかりいると、いつの間にか相手をつけ上がらせてしまうようになります。

相手はあなたのことを下に見るようになります。

謝る必要が無い場面で謝られると、それはそれでイラつくものだから、逆効果だという事に早く気づいてください。