失言が多い

失言が多い人

失言が多い人の特徴・心理・対処法

どうして失言が多いのか。

どんなに著名人や有名人でも優秀な人でもうっかり失言してしまう人が必ず出てきますね。

特にテレビに出る人の発言は影響力が大きいので、干されたり失脚するのが当たり前のようになっています。

過去の失言問題で2008年当時人気絶頂だった有名人歌手が「35才を過ぎると羊水が腐る」発言をしてしまい、大バッシングを受け、一時期芸能活動を自粛しました。

今では見事復活していますが、中には失脚したり、辞任に追い込まれた例もあります。

鉢呂経産相は福島第一原発を視察した直後、「人っ子1人いない、まさに死の町」と表現し、擁護する声もネット上ではありましたが、のちに記者団に防災服をすりつける仕草をしながら「放射能をうつしてやる」とまで発言。

直後に辞任しました。

冗談のつもり?だが、さすがに笑えない。

一般人でもこういう失言をする人はいます。

どこまでがギリギリセーフかアウトかというボーダーラインはありません。

不快な思いをする人がいたら。

相手が傷ついたらそれは失言。

自分への評価も下がりダメージが大きいのです。

ではなぜ失言が多いのか。

その人の特徴・心理を紹介しますので、気になる人はぜひ併せて対処法までご覧ください。

失言が多い人の特徴

偉い人でも優秀な人でも能天気な人でも失言はします。

失言が起きる理由として

・何気なく言う

・ついカッとなって言う

・認識の無さから言う

・本当の事を言う

・冗談で言う

失言が多い人は自覚がない人がほとんどです。

それぞれ特徴を詳しく説明していきますので、どこまでいくと失言にあたるのか改めて自己診断してみてください。

能天気である

失言が多い人は、良い事も悪い事も物事を深く考えない人です。

今月が締め切りだというのに有給を利用して旅に出るとか、楽観的で「なんとかなるさ」精神で乗り越えられるポジティブな性格です。

失言しても「ごめんね~」と軽く謝る程度で人をバカにした感じに見られます。

本人はそんなつもりはないようですが、やはり気持ちがいいものではありません。

誠意は伝わってませんから。

後先考えない

慎重な人や相手の立場に立って考える人は発言の前に

「これを言ったら相手はどう思うだろうか」

「嫌な想いはしないだろうか」

と一旦考えます。

考えたら「いや、やっぱりダメだ、やめておこう」と思い留まります。

しかし、これらがない人はやはり失言が多いです。

後から相手の反応を見て反省する人はまだマシですが、軽はずみな言動が目立ち繰り返すことがあります。

デリカシーがない

女性と男性では同じ言葉でも違うところがあります。

例えば「たくましい腕」

男性が言われると褒め言葉になりますが、女性が言われるとそうでしょうか。

世間一般のイメージはたくましい=太い・マッチョ・鍛えているといったところでしょうか。

ジムで鍛えている女性にならともかく、普通の女性にたくましいとはなんともデリカシーがない発言と捉えます。

デリカシーがない人は自覚がないので本人が自覚するまで防ぎようがありません。

差別をする

男女差別や人種差別は今や大問題です。

失言大魔王と呼ばれる麻生氏は

「出産女性の高齢化で少子化」

「子どもを産まなかったほうが問題なんだから」

と失言を繰り返しては謝罪しています。

差別的発言を繰り返し投稿した県議が「同性婚が気持ち悪いと言って何がいけない」多くの人が本気で思っていたとしても公にしていいはずがない。

クレヨンや色鉛筆に『肌色』という名前が消えたのは気づいてましたか?

『うすだいだい』か『ペールオレンジ』といった名称に変わっています。

肌の色というのはなにも一色ではない。

さまざまな肌の色の人たちが日本で暮らしている中で、特定の色に『肌色』という言葉を付けるのは確かにいろいろな誤解を招くでしょう。

それくらい、世の中が敏感になっているのです。

今や男性も脱毛やネイルをしたりメイクしてオシャレを楽しむ時代です。

理解がないのは40代後半以降に多い傾向にあります。

余計なひと言が多い

言わなくていいことまでつい言ってしまう

「今日、残業なの?大変ね~仕事が遅い人は・・」

残業の大変さなんてどうでもいい。

結局、言いたかったのは「仕事ができないからでしょ?」

嘘がつけない

『嘘も方便』『優しい嘘』て言葉があります。

嘘をつかないという部分は感心しますが、全部本音を言ってしまうと場が悪くなる時がありますので、日本人は本音と建て前を使い分けるのです。

日常生活には社交辞令も多く存在します。

嘘をつかないではなく、嘘がつけない人は言わなくていいことまでなんでも正直に話してしまいます。

配慮が足りない

自分の気持ちが常に優先。

思ったことをすぐに口に出す性格です。

良い事も悪い事も。

相手への配慮に欠けている人はこれではいつ失言が出てもおかしくないでしょう。

失言が多い人の心理

人はなぜ失言してしまうのでしょうか

それは後先なにも考えていないから・・

相手の立場になって考えないから・・

冗談のつもりだった

主婦A:「お宅の奥さんもう何日も見ないわね、もしかして逃げられちゃったんじゃないの~(笑)」
旦那さん「違いますよ~夏休みで子どもと実家に帰ってるだけですよ」

相手は冗談でもこっちは笑えない。

近年は男女問わずウイッグでアレンジしてヘアースタイルを楽しむものに様変わりしています。

それに対して

男性:「なに~?ハゲちゃったの?」
女性:(無視)

偏見は中高年に多い傾向があります。

カツラ=ハゲのイメージが強いようです。

これくらい大丈夫だろう

「これくらいは平気だろう」「みんな言ってるし」と思っていても傷つきやすい人もいるのです。

最初はスルーしていても気にしている言葉をしょっちゅう言われるようであれば、誰だって腹も立ちますしうんざりしてきます。

悪気はない

・その場のノリでつい言ってしまった

・冗談のつもりだった

・笑ってくれると思った

思ったことを言っただけ

一番タチが悪いのが失言だという自覚がまったくない人です。

「だって本当のことじゃん」

「本当はみんなもそう思ってるんでしょ?」

「みんなが言わないから代わりに言ってあげただけ」

周りは気まずそうにしてますが、言った本人はあっけらかんとしています。

失言が多い人への対処法

失言が多い人がいる場合、どう対応するのが正解なのでしょうか。

スルーする

「気にするな」と言いたいところですが、生身の人間ですもの。

喜怒哀楽があります。

しかし、相手していてもまた攻撃してきます。

そうなるとエネルギーもいるし余計疲れます。

そう考えるとあまりにも失言が多い人にはやはり無視するのが一番です。

わたし怒ってますアピールをし続けると相手も察してくれるでしょう。

指摘する

失言が多い人は自覚がないから失言するわけで、指摘しないと自然に直ることはありません。

いくら相手が上司や先輩であろうと指摘してください。

「今の言い方は誤解を招くのでやめてください」

もう少し抑止力の強めのフレーズだと

「パワハラ発言にもなり兼ねないので今の発言は撤回してください」

これだけで効果があります。

まとめ

以上、失言が多い人についてまとめました。

人を傷つけていいわけがありません。

失言が厳しく批判される世の中です。

公の場での発言にしろ職場でもモラルハラスメントや女性蔑視問題や容姿を批判する配慮のない発言をするとSNSですぐ拡散され、あっという間に炎上します。

口にするかしないかの違いで人の感情は正直です。

人は誰でもついうっかり失言するときがあります。

致命的になるのは、失言後です。

謝罪やフォローができない人は相手を深く傷つけるばかりでなく、人によっては恨まれる可能性だってないとはいいきれません。

失言が多い人は嫌われるし、相手にされなくなるでしょう。

評価が下がるのは間違いないです。

『口は災いの元』というように、失言から大きなトラブルになったり、人間関係にヒビが入ったりするかもしれません。

誰がどこで聞いてるか見ているかわからないと常に意識しておくといいでしょう。