自我が強い

自我が強い人

自我が強い人の特徴・心理・対処法

自我が強い人との付き合い方

自我とは自分の信念がはっきりしていて、意志を貫こうとするさまです。

言葉を覚え始めて1才半~3才頃から自我が芽生える時期であります。

急いでるから!汚すから!といった理由で着替えやご飯のときに手伝おうとすると「自分でやりたい!」と言い始めます。

お昼寝するのもイヤ!ご飯をたべるのもイヤ!おむつを替えるのもイヤ!といった別名イヤイヤ期とも言い、世の中のお父さん・お母さんは困り果てます。

これが人間の最初の自我の始まりです。

自己主張が強くなる子どもに大人は手を焼くものですが、ハラハラしながらも成長を温かく見守るものです。

しかし、大人になっても自我が強いと周りの人はどうでしょう。

「自我が強いね」と言われたときは、「強い信念があるのね」というニュアンスの裏に、「融通が利かないね」と皮肉っている場合もありますので、すべてが褒め言葉とは限りません。

どちらのニュアンスか見極めるためにも自我が強い人についての特徴・心理や上手な付き合い方を紹介しますので、最後までご覧ください。

自我が強い人に共通する特徴

世間的にはわがままとも言われるマイナスイメージもありますが、自分が信じた道を貫き通す意志の強さがある面もありますので、一概に短所とは言えません。

どちらにも言えるのは主張が強いところです。

主張が強いとどう見られてしまうのでしょう。

特徴を挙げていきますので、自覚がある人はいくつ当てはまるかチェックしてみてください。

こだわりが強い

他人が見聞きするとどうでもいいような出来事ですが、本人にとってはとても大事なことみたいです。

自我が強い人は、恋愛・衣食・ライフスタイル・仕事に関するこだわり条件が多すぎます。

どれに関してもこれだけは譲れないという強いこだわりがあって一切妥協はしません。

それによって支障が出ます。

融通が利かない

自我が強い人は、頭が固く融通が利きません。

協調性に欠ける部分があります。

他人の意見には耳を傾けることが一切なく自分の意見だけを押し通してしまいがち。

その考えは絶対に曲げない頑固者です。

社会人になるとある程度の譲り合いが必要になりますが、それがないとなると人とぶつかることが多くなります。

自己中心的である

自我が強い人は、全て基準は自分です

偉ぶっているところがあります。

自分と違う考えを持つ者に対して攻撃的な発言をします。

「お前、おかしいよ」「普通はこうだろ」と強く否定します。

周りからアドバイスされることを非常に嫌います。

わがままである

自我が強い人は、わがままで言い出したら聞かない。

「あれがいいこれがいい」

「やっぱりやめた」

と他人のものまで欲しがったり気分屋であったり周りは振り回されます。

意見が通らないと不機嫌になったり怒ったり扱いにくい人です。

自分さえ良ければ他人はどうでもいいというような自己中心的な考えがあります。

負けず嫌いである

何事においても強きで負けず嫌いです。

スポーツや勉強で「人に負けたくない!」と一生懸命努力するのは素晴らしいですが、自分より誰かが褒められたりチヤホヤされていようもんなら自分も負けじと対抗してくるのはいかがなものかと。

他人の自慢話は聞きたくない。

勝ち負けにこだわりがあって、もし負けるようなことがあると言い訳をします。

他人の意見に流されない

自我が強い人には、こうしたいという自分の強い意思がありますので、良くも悪くも他人の意見には流されることがありません。

自分の考えが一番だと思っているので他人には従わない傾向にあります。

また自分はじぶんであって好みを周りに合わせようとすることはありません。

自己主張が強い

自我が強い人の主張が強すぎて自分は一歩も引かないとなると、まわりの人とぶつかり不利な立場となってしまいます。

自己主張をするのは悪くはありませんが、相手の意見も尊重しないと、ただの気が強くてわがままな人なだけです。

自分の非を認めない

大なり小なりミスは誰でもあります。

ミスをしたら、潔く認めて謝る人は素直ですね。

自我が強い人は強くで出た手前、自分の非を認めることはしません。

とても強情なところがあります。

好き嫌いがハッキリしている

第一印象で好きか嫌いか決めます。

長い目で見ることがありませんので、一度嫌いと思ったらとことん嫌いです。

自我が強い人は、

「あの人嫌い!どうにかして」

「あの人が来るなら参加はやめる」

「なんであの人がここにいるの?」

「あいつ生理的に無理」

と露骨な態度を取ります。

自我が強い人との付き合い方

自我が強い人の性格は絶対に変わらないと言っていいほど性格を変えるのは難しいです。

ですからストレスが増す前にこちらがうまく付き合う対策を取った方が早いです。

適度な距離感を保つ

相手がただの同僚であれば適度な距離感を保ちましょう。

適度な距離感とは自分から話しかけはしないが、あからさまに避けるのはNG!

最低限、挨拶と仕事上の会話しかしないのがベストです。

プライベートな話は一切、しない。

プライベートな話をすると盛り上がったり、興味を持たれてしまう恐れがありますから逃れられなくなります。

もし、相手の方から話しかけられても過剰に反応しないでください。

「そうですか」とひとこと返すだけに留めてください。

リアクションがない人はつまらないと思わせることで相手を遠ざけます。

相手を否定しない

自我が強い人は気が強く思ったことをすぐに口にするタイプでカッとなりやすくもあります。

そんな人を最初から否定したり指摘したりすると怒らせてしまいます。

収拾がつかなくなりますので、避けたいところですが、そうはいってもこちら側としても黙っているわけにもいきません。

そういう場合は、いったん相手の意見に共感を示すのです。

「なるほど、そういう見方もあるのですね」

「参考になります」

と言ったあとで

「私は○○だと思ってました」

「私の意見はどう思います?」

自分の意見も聞いてもらいやすくなります。

感謝の気持ちを伝える

たとえ上から目線であろうが、余計な口出しをしてくる人であろうが、「ありがとう」と気持ちを伝えてみましょう。

感謝の気持ちを伝えて気分が悪くなる人なんかいません。

徐々に攻撃的な言動が減ってくるかもしれません。

まとめ

以上、自我が強い人についてまとめました。

話が通じない人はどこにでも1人はいます。

自我が強い人と付き合うのは面倒ですが、仕事上切れない場合もあります。

人間関係を円滑にするためには無駄で大変なエネルギーを使うよりこちら側が大人の対応で接する方が早くストレスが軽減されます。