べき論を振りかざす人の特徴・心理・対処法
押しつけがましい“べき論”を振りかざすうざい時の対処法を大公開!
“べき論”という言葉をご存じですか?
べき論とは
「こうあるべきだ」
「こうするべきだ」
と強く主張することです。
具体的に言うと
「家事・育児は母親がするべきだ」
今どきそんな考えは古いです。
家事育児に休みなどありませんよ。
料理ができないにしても配膳を手伝う、忙しいにしても仕事で早く帰って来た時くらいは子どもをお風呂に入れる、ゴミ出しをするなど何かしらできるはずです。
「高齢者には席を譲るべきだ」
全然間違ってはいませんが、全員が良心的だとも限りません。
それに状況次第で変わってきます。
混雑して身動きが取れない中でもかき分けて譲りに行きますか?
席を譲らないのはもしかして体調が悪い人や妊婦さんや足をねんざしている人や夜勤明けで寝ているのかもしれない。
状況を正しく捉えるとべき論だけでは通用しない時があります。
「子どもは元気に外で遊ぶべきだ」
子どもが外で遊ぶのは元気があっていいのですが、天候や場所の問題もあります。
それに公園だろうが家の中だろうがどこで遊ぼうが危険な場所や迷惑にならない限り自由なはずです。
「子どもは早く寝るべきだ」
塾で帰りが20時だなんて今どきは普通です。
習い事が多い子もいるでしょう。
単なる夜更かしだと「早く寝なさい」と言えますが、それぞれの家庭により生活のリズムがありますから早い時間に基準が異なります。
裏付ける根拠に説得力がなく、個人的な理想を要求している場合がほとんどですから納得いきません。
固定概念は捨ててもらいたいです。
Contents
べき論を振りかざす人に共通する特徴
べき論を振りかざす人に見られる共通点は自信がある、支配する、命令するといったいろんな意味で強いというところです。
圧を感じますね。
その特徴を詳しく挙げていきますので、自分はそうでないかチェックしてみてください。
自己主張が強い
べき論を振りかざす人は、言うまでもなく自己主張が強い人です。
自分の考えが一番正しいと思っているので他人の意見やアドバイスを聞く事が絶対にありません。
それが専門家の意見であっても。
気が強い
べき論を振りかざす人は、自分に自信があり、気が強い人は負けず嫌いです。
競争心があります。
マウントを取ることも多く言いたいことは年上だろうがハッキリ言います。
何が何でも自分の意見を押し通すところは一時の感情に捉われているワガママだとレッテルを貼られても仕方がありません。
自分の非は認めないので、謝らないのも気が強い人の欠点です。
断言する
べき論を振りかざす人は、自分の言っている事は間違っていない、自分は間違ってことは言っていないと断言する人です。
固定概念に捉われて考えを変える事は絶対にありません。
自分以外の人に耳を傾けないとても頑固な人です。
押し付けてくる
べき論を振りかざす人は、自分の言っている事は一番正いからとそれを他人にも強要する人です。
過去の成功や体験談に捉われているからです。
良かれと思っての言動なのでしょうが、好みの問題やできる・できないなど現実を考えるとすべてをのめるわけがありません。
プライベートでは「こっちの方が美味しいよ」とゴリ押ししますが、相手は注文を決めたにも関わらずに「なんで?美味しいのに」と、いつまでもしつこいです。
相手の気持ちに寄り添えない
べき論を振りかざす人は、当たり前な事ができない人に対して理由も聞かず、頭ごなしに強制する人です。
例えばケガや病気を除いて見た目では判断しにくい状況な時です。
学生は学校に行かなければいけない・職に就くと仕事場に行かなければいけないことは誰もが承知なはずです。
ですが、学校生活になじめない、精神的苦痛などの理由でそれが不可能になったとしても理由も聞かずに、
「学校に行かなくてどうするんだ」
「仕事をさぼるんじゃない」
「それは甘えだ」
と人の気持ちに寄り添えない人です。
命令する
べき論を振りかざす人は比較的上の立場にいる人かリーダー的存在にいます。
「あなたは~するべきだ」「あなたは今するべきだ」と偉そうによく命令します。
言い返す人には「つべこべ言わず、さっさとやるんだ」と言いがちで説得力も何もありません。
決めつける人
べき論を振りかざす人は、
「言わなくても俺にはわかる」
「お前には無理だよな」
「お前ならこうするだろ」
「絶対そうに決まってる」
と自分で勝手に解釈して決めつける人です。
一方的に断定する人は思い込みが激しく、一度こうと思ったらそのイメージがいつまでも付きまとっています。
「いつの話してるんだよ」と言う話もよくある話です。
べき論を振りかざす人の心理
人には人のペースや実力の差があり、べき論を振りかざしても誰にでも通用するとは限りません。
そんなのお構いなしにべき論を振りかざす人の心理とは?
思い通りにならないと気が済まない
べき論を振りかざす人は、自分の思い通りにならないと気がすみませんので、自分の考えを押し通そうとします。
思い通りにならないと不機嫌になります。
支配したい
自分が一番正しいと思っている人は他人にも「こうするべきだ」と強要します。
本人は、それが当然だと思っていますから。
正論ですが、環境や状況次第では正論がすべて通るわけではありません。
「俺のいう事が聞けないやつはいつ辞めもいいんだぞ」と威圧的な人は時には残酷です。
人それぞれの「正義」や「価値観」があったりするので、世間一般的の正しさというのを決めるのは難しいのです。
自分を信じている
べき論を振りかざす人は、自分の言う通りにすれば「間違いない」「何もかも全て上手くいく」と心から信じています。
その際、十分な説明があればいいのですが、「いいから黙ってやれば間違いない」と強気です。
従わない者に対しては「失敗しても知らないぞ」と圧を掛けます。
失敗しようもんなら「実力不足だ」「経験不足だ」と相手のせいにします。
だって自分はこれで成功したんだから自分は間違ってないと責任は持ちません。
単純に心からそうしてほしいと強く願っている
べき論を振りかざす人は、好意にしている人には特に強くすすめています。
すすめられた人は邪険にもできないし、好みでもない場合もありますし、相手からしたら強要でしかありませんので、有難迷惑です。
そういう人ほど逆のことをされたら他人のアドバイスを嫌います。
べき論を振りかざす人への対処法
説得力のない押しつけを回避するには取る言動とは?
相手が上司で明らかな間違いは指摘できますが、それ以外の人への対処法として以下の方法があります。
こうするべきだと言う人には質問をする
「なぜそうすべきなのか?」
「具体的にどうすればいいのか」
質問してみて明確な答えが出せないようでは有効とは言えません。
納得いくものであるのならば、あなたはこれで何を得たのか具体的に聞き出してください。
まずは「検討してみる」でいいと思います。
決めつけるタイプの人への対処
あなたのイメージで勝手に「あの人はこうだ」と良く知りもしないで一部の行動だけを見て決めつけていませんか?
あなたはこうだからこうするべきだと事実でもないことを決めつけられると腹が立ちます。
周りにも影響が出ますので「それは偏見だ」とハッキリ言わないと気づいてもらえません。
キッパリ断る
「自分のやり方が一番慣れている」
「違うやり方を取り入れたら効率が悪くなるかもしれない」
と自分が信じた道を行けばいいのです。
まとめ
人の考えは十人十色です。
他人に強制するのはよくありません。
自分には自分の考えがあるからです。
「べき」と言うと、いかにも正論のように聞こえますが、実際には立場や状況、時代によって変わるものであります。
誰かの「こうあるべき」はあなたの「こうあるべき」ではない!
「べき論」は必ずしも正しいとは言えないのです。
1 言いたいことが言えない
2 命令口調
3 ぶっきらぼうな
4 仕方がないが口癖
5 イエスマン
6 パワハラ
7 八つ当たりをする
8 恥ずかしがり屋
9 あがり症
10 ま、いっかが口癖
11 鼻を触る
12 仕事を教えない
13 ああ言えばこう言う
14 素っ気ない
15 被害者面をする
16 人格を否定する
17 人と比べる
18 カバートアグレッション
19 「えーっと」が口癖
20 耳を触る