「私なんて」が口癖

「私なんて」が口癖の人

「私なんて」が口癖の人の特徴・心理・対処法

「私なんて」が口癖からわかる性格

「私なんて」には謙遜・卑下の意味や自慢の意味などがあります。

それぞれの違いがわかりますか。

男:「君って可愛いよね」
女:「いやいや、そんなことないですぅ~」が謙遜。

男:「君って可愛いよね」
女:「可愛くないですよ~・・私なんてチビで太ってるし、誰とも付き合ったことないし」

と謙遜に加え自分をいやしめるのが卑下。

女A:「今月、メイク道具買いすぎちゃった・・」
女B:「私なんて毎月10万は美容にかけているよ」とくれば自慢に聞こえます。

違い、わかりましたか?まったく異なるタイプですが、それぞれの特徴・心理を紹介しますので、最後までご覧ください。

「私なんて」が口癖の人の特徴

「私なんて」が口癖の人には異なる2種類のタイプがいます。

ネガティブであるか自信家か。

それぞれシーン別に詳しく紹介していきますので、あなたの身近に居る人はどちらなのかチェックしてみてください。

自分に対して否定的である

何をやっても上手くいかない事が続いたり、過去に大きな失望感を味わったという人はネガティブで否定的になります。

自分に自信が持てなくなっているからです。

「どうせ」の後に続く言葉は否定を示しています。

チャンスが巡ってきても、

「どうせ何やっても無理」

「私ができるはずがない」

「私には到底無理

」と消極的になりやる前からすべてを諦めています。

自己評価が低すぎる人

「私なんて」が口癖の人は、自信のなさから自分を卑下する発言が非常に多いです。

「私なんか居ても居なくても一緒」

「どうせ私なんか相手にされるわけがない」

「自分はなんてダメな人間なんだろう」

「私なんかで申し訳ない」

聞いている方が同情するくらいです。

「私なんて頭悪いから」と言われたらハッキリ言って返しに困ります。

嘘でも「そんなことないよ」と言わざるを得ません。

謙遜している

日本人は褒められても

「いや、とんでもないです」

「自分はまだまだです」

と謙虚な人が多いと言われています。

自分でそう思っていても堂々と「はいそうですよ」とはなかなか言えないものです。

どうしても恥ずかしさやうれしさを隠してしまいます。

控えめである

自己主張をする人には気が強い人、でしゃべりな人、しっかりしている人などどちらかと言えば活発なタイプが多いですが、控えめな人は自己主張をしない傾向があります。

人前に出て発言したり自己アピールすることがなくなんでも周りに合わせます。

穏やかな性格だと言えます。

マウントを取る

誰かがこんな報告をしたとします。

A:「家族でディズニーランドに行った」と言えば
B:「私なんてフロリダのディズニーランドにも行ったことあるからね」

A:「来月から家賃が値上がりするらしい・・家計は火の車なのに」
B:「私なんて住宅ローン毎月10万抱えてるからね」

A:「休みが足りなーい」
B:「私なんて月の半分は休みだから買い物ばっかり行って使いすぎちゃう」

人の話を聞いて感想を言ったり共感しあうのではなく、愚痴に見せかけて自分が上を上をいこうとします。

「私なんて」が口癖の人の心理

誰もそう思ってないのに「私なんて」が口癖になる心理はどこからくるのでしょう。

自信がない

「私なんて」が口癖の人は、今までに成功体験が少ない。

褒められた事がない。

友達がいないという人は自分に自信が持てなくて

「こんな私なんかでいいのかしら」

「私なんかが意見していいのかな」

「私なんか誰も見てくてれいない」

自慢をしたい

「私なんて」が口癖の人は、誰かの話を聞いて

「私なんて○○だよ?」

とシレっと自慢をして

「私はもっと上をいっている」

「私の方がすごい」

と優越感に浸ります。

口にするだけで満足します。

「違うよ」と言ってもらいたい

「私なんて」が口癖の人は、誘われたり褒められたりすると素直にうれしいと口に出せない・・。

「私なんかでいいの?」

「どうせ私なんて」

「私なんかがいて迷惑になるんじゃないの?」

と心配そうに言いますが、

「そんなことないよ」

「大丈夫だよ」

という言葉を期待しています。

不機嫌になる

「私なんて」が口癖の人は、自分の思い通りにならないとすぐに「どうせ私なんていつもこう・・」と言ってへそを曲げてしまう。

自分が不機嫌になったら周りが心配してくれたり、考え直してくれることを狙っています。

それが続くと周りは面倒くさい人だと相手にされなくなりますので、自業自得とも言えます。

「私なんて」が口癖の人への対処法

ネガティブで卑屈に聞こえる「私なんて」という口癖。

耳障りでもう聞きたくない。

言える相手であればどんなに楽か。

自信を持たせる

言える相手であれば「なんでそんなに自分を卑下するの?」と理由を聞いて「自分を卑下するのはやめた方がいい」とハッキリ指摘したいところですが、先輩であったりするとなかなか言いにくいですよね。

そんな時は自信を持たせるのです。

「全然そんな事ないですよ!もっと自信を持ってください」と励ましてみてはどうですか。

「私なんて」の口癖が減るでしょう。

話をすり替える人に対して

人が話をすればすぐ自分の話に持って行こうとする人は言葉のキャッチボールが成立しません。

ただ自慢をしたいだけです。
A:「明日のデートどこに連れてってもらおうかな」

B:「私なんて休日は子どもの世話で手がいっぱい。習い事の送迎に買い物にと1日があっという間に終わっちゃう。独身がうらやましい(本心じゃない)」

C:「あー今日は残業になりそうだ・・」
D:「俺なんて毎日残業だぜ、残業手当いくらつくかな」と忙しいアピールをする。

自分で不幸自慢をしているのだから

「大変だね~私には無理だわ」だけだと嫌味っぽいので「大変だね~頑張ってるね、私には無理だわ」で構いません。

まとめ

以上、「私なんか」が口癖の人についてまとめました。

ストレスに感じるものは早めに対処しないと仕事や私生活や身体的にも影響が出ます。

自分で解決法が難しいなら周りに相談するか距離を取るかして自分の身を守りましょう。

誰にでもひつとやふたつの口癖はあります。

自分が言われて嫌なように自分の口癖が不快な思いをさせていないか改めて意識してみるきっかけになれば幸いです。