正義中毒な人
正義中毒な人の特徴・心理・対処法
許せない!あなたのその正義は正義中毒ではない?!
「アイツは絶対に許せない」
世の中には悪い事をした人を懲らしめたいと行き過ぎた正義感で満ち溢れています。
インターネットが普及した今、世の中の出来事や他人の私生活を気軽に覗ける時代です。
言い換えれば、良いことも悪いことも、全部見られているということです。
特に芸能人のスキャンダルや政治家の不祥事などは格好のネタです。
一時の過ちで干され叩かれ続けていることからもわかるとおり、芸能人や政治家といった有名であればあるほど正義中毒者から攻撃を受けます。
一般人でもまず、集団生活の中で生きている以上、多かれ少なかれ会社や人に対して不平不満が出てくるのは当たり前です。
不平不満に対してどう出るかが問題なりつつあります。
「こうしてほしい、ああすればよくなる」と提案をして解決法を探るというのが好ましいですが、マナー違反者や非常識な人に対して強い怒りや憎しみの感情が湧き、よく知りもしない相手にでさえ攻撃的な言葉を浴びせるのが『正義中毒』と呼ばれる人です。
もっと詳しく特徴・心理・対処法を紹介していきますので、最後までご覧ください。
Contents
正義中毒な人の特徴
真面目で几帳面な人ほど正義中毒になりやすいといってもいいでしょう。
「ルールはきちんと守らなければならない」
「マナー違反している人が許せない」
「こうあるべきだ
」こういった考えが強い人は、攻撃性が高い人です。
攻撃的な人にも様々なタイプがいますが、直接面と向かって言う人、匿名で攻撃する人によって全く性格が違います。
違いも含め正義中毒の特徴を挙げていきます。
ネットパトロールをする
新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年4月に初めて緊急事態宣言が発令されました。
正義中毒な人は、SNSで緊急事態宣言中、遊び回っている人がいないか1日中ネットパトロールで監視します。
自粛しないで外出している人やマスクを着用しない人に対して執拗に絡みます。
言う事を聞かない人には通報すると言ったり、張り紙をしたり嫌がらせとも取れます。
根に持つ
人が集まればぶつかり合う事もありますけど、謝罪をして和解するものです。
ですが、正義中毒者は非常に根に持つタイプです。
何年何十年経っても忘れることはありません。
誹謗中傷まがいなことをする
今やSNSは全世界で使われているほど大人気です。
芸能人のプライベートの様子が見られるし、気軽にコメントが出来て身近な存在にも感じます。
匿名で攻撃する人は匿名だからこそ強気に出ます。
正義中毒な人は、善悪の判断がつかないものに対して
「土下座して謝れ!」
「詐欺じゃないか!」
とグレーゾーンで炎上の書き込みに参加します。
モラハラ気質である
公共の乗り物には優先席がありますね。
妊婦さんや高齢者やケガ人や乳幼児を連れた人は優先席に座ることができますが、免疫機能に障害のある人は見た目ではわからない場合があります。
事情も知らないで「若いヤツが優先席に座ってんじゃない!」と一喝したり、家庭では専業主婦の妻に対して「俺は1日中働いているんだから、家ではゆっくりしたいんだ」と家事・育児を一切行わない宣言をします。
自己主張が強い
自分を否定する者や自分と考えが違う者に対してひどく嫌悪感を示します。
自分の考えが一番正しい、自分は間違ったことは言ってないと強く主張します。
こういう人は自分の非を絶対に認めようとしません。
「あなたがちゃんと説明しなかったから」
「知ってたらいう通りにしてた」
と他人のせいにして「絶対に自分は悪くない」と言い張ります。
攻撃に快感を覚える
正義中毒の人は攻撃すること自体が快感なので、相手がいくら謝ったとしても攻撃が続くのです。
「謝って済むと思うのか」「謝って済む問題じゃない」と余計に怒らせてしまいます。
何を言ってもムダです。
ただひたすら黙って聞くしかありません。
正義中毒な人の心理
元々は強い正義感からくるものでした。
SNSが流行りだして実名や顔を晒すなど行き過ぎた行為が相次いでいます。
そのときの心理を紹介します。
罰することに快感を覚える
「非常識な奴には罰を与えなければいけない」と社会のルールを守らない者を晒しものにすることで快感を覚えています。
「ルールを守らない方が悪い」と悪びれた様子は一切なくこの快楽にはまってしまうと簡単には抜け出せなくなってしまい、次に罰する対象を探し求めます。
どんな些細な出来事でも見過ごせない正義中毒の人は、自分の意見を通したいのではありません。
周囲に「自分が正しい」と認められれば、それで気が済むのです。
一種の承認欲求と優越感を満たすためともいえます。
自分は我慢している
飲み会や外出自粛、マスク着用と自分は我慢しているのにそれらを守らない人がいるとなると「自分だけ損をしている」という不満が大きくなって怒りをぶつけます。
正義中毒な人への対処法
ルールに基づいて正義を述べるのは悪いわけではありません。
そもそもモラルのない非常識な言動に怒りを覚えるのは当たり前のことです。
ネットで叩く、実名を晒す、拡散させる、嫌がらせをするなど行き過ぎた行為が問題なのです。
正義中毒の人は、自分の正義しか見えていません。
だから、まわりに敵が多いです。
でも、その敵がいなくなったら、また別の敵を見つけてしまうので、永遠に対処しなければいけません。
できれば出会いたくない。
でも出会ってしまったら心穏やかに受け流す術をひとつ覚えておけば大丈夫です。
相手を尊重する
正義や正論も大事ですが、人にはそれぞれ育ってきた環境の違いや価値観の違いがあり正義や正論が通るとは限りません。
だからと言って最初から否定したり意見すれば攻撃的になるのは目に見えています。
口でもかなうわけがありません。
時間のムダ。
そんなときは一旦相手を受け入れましょう。
フリでもいいです。
とにかく相手を否定しない事。
「私はこれがいいと思うから、両方試してみようかな」と結論を保留にするのが得策です。
まとめ
以上、正義中毒な人についてまとめました。
新型コロナウイルスの影響で、世の中に怒りっぽい人が急増しています。
3年前では当たり前だった光景が一変しました。
「マスクをつけろ!」
「ソーシャルディスタンスを保て!」
「大声で騒ぐな!」
社会の非常識な人に怒りを覚える。
今後、誰もが正義中毒になる可能性がありますので、自分にも周りにも気を付けなければいけませんね。
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