執着心が強い

執着心が強い人

執着心が強い人の特徴・心理・対処法

あなたの執着心の強さはどれくらい?

執着とは一つのことに心を奪われそこから離れられないことです。

物や人や考え方に対しての執着心があるというふうに使われます。

「この洋服は初任給で買ったものだから捨てられない」

「一度、あの人にこんなこと言われたから好きじゃない」

「この方法で成功したから間違いない」「他のやり方だと失敗するに決まってる」

良くも悪くも執着心が強いと一部しか見えず視野が狭くなったり、前に進むことが難しくなります。

自分の気持ちをコントロールできなくなりストレスを抱え込むようになります。

執着心を手放すにはどうしたらいいか対処法を紹介しますので、最後までご覧ください。

執着心が強い人の特徴と心理

執着心が強い人は「絶対○○じゃないとダメ!!」という強いこだわりがあります。

こだわりが強いと遠回りしてしまうことがありますよね。

執着心にとらわれやすい人の特徴・心理をシーン別に挙げていきますので、自分はどれくらい執着しているのかチェックしてみてください。

しつこい

しつこい人にはストーカー気質、ワガママタイプがいまして。

ストーカー気質の人は相手のことが好きすぎて何度断られてもしつこく付きまとう人です。

全てを知りたい、ずっと眺めていたい、どこに住んでいるのか?今何をしているのか?誰と会っているのか?

SNSを詮索したり、我慢できなくなって相手を尾行する、隠し撮りをするなど気味が悪いです。

ワガママタイプは
「それちょうだい?お願い!!」
「どうしてもあなたの持っている物がほしい」
と何度もおねだりして

「いやだ」と言っているのに「YES」と言うまで諦めません。

非常にしつこいので、こちら側が根負けします。

他人に流されない

自分の信念を貫くと言えば聞こえはいいですが、一度自分でこうと決めたらテコでも動かない頑固な一面もあります。

いくら他人がどうこう言おうと聞き入れる事はありません。

自分だけを信じていて他人の言うことを信じていないからです。

お金にシビアである

割り勘は1円単位できっちり請求する、人におごる事はないなどお金に対して非常にシビアです。

毎日お弁当・水筒持参、飲み会は不参加、お祝い金を渋る、リサイクル用品を活用するctc..

結果、ケチといえばケチだがお金を払わないと言っているわけではありません。

無駄なものにお金を掛けたくないというだけです。

恩着せがましい

自分がしてもらったことは忘れているが、自分がしてやったことはいつまで経っても覚えています。

「あの時、俺が助けてやった」
「あの時、俺がいなかったら今頃どうなっていたことか」
「あの時、○○してやったから今のお前がいる」
とありがたく思えアピールをして恩着せがましいです。

見返りや恩返しをしてくれるまで言い続けるでしょう。

視野が狭い

自分だけの情報を頼りにしていてひとつの考え方しかできません。

成功体験に基づき自分のやり方が一番正しいと思っています。

他にも効率的なやり方があったとしても他の方法は受け付けようとはしません。

根に持つ

人との付き合いがあれば、トラブルや不快に思うこと、傷ついた経験などがあるかと思います。

「このことは絶対に許さない!」と心に誓っています。

こちらはすっかり忘れていた何年も前のケンカをずっと覚えていて事あるごとにその話をほじくり返します。

復讐したらスッキリするのでしょうか。

その記憶力、違うところで発揮できませんかね。

自己主張が激しい

とにかく気が強いです。

言いたいことはハッキリ言います。

わがままで自己中心的な人も自己主張が激しく自分の感情が優先です。

「○○じゃないと行きたくない!!」
「残業はないと言いましたよね?」
「自分の言う通りにしてほしい」
と周りを困らせます。

自分の意見は常に正しいと自信を持っている人は自分と違う意見を持つ人に反発します。

自分を否定する人には嫌悪感を抱きます。

物を捨てられない

執着心が強い人は使えなくなったものでも絶対に手放そうとしません。

なので断捨離ができません。

捨てきれないものとして

  • もう着ることがない何十年にも前に買ったお気に入りの洋服
  • 記念日に買った思い出の品
  • 子どもの工作や絵などの作品など
  • 空き箱や空き缶

ひとつひとつにエピソードがあり思い出を大切にしているからこそ捨てることができません。

物がどんどんたまっていくばかりで困ったものです。

マイルーティーンがある

受験や就活などではほとんどの人が緊張するものです。

本番では少しでもリラックスして臨みたいもの。

いつも同じ状態であることで安心感を得ることができます。

一日の始まりである朝を気持ちよく過ごすために必ずやる事を決めているマイルーティンというものがあります。

  • 今日着る服を前日から決めておく
  • 朝起きてすぐストレッチ運動をする
  • 持ち物に必ず〇色を取り入れる

マイルーティーンが崩れると気持ちが落ち着かない、なんだか気持ち悪いなどやり直すほどの徹底ぶりです。

いつもと同じようにして緊張をほぐすにはマイルーティンが必要なのです。

神経質である

きちきちとした性格で物を乱雑に並べる人、雑な人とは馬が合わない。

他人のあとも直すくらいです。

それだけに自分だけの決めごとがある人は秘かにやっている人の割合が多いと言われています。

それは他人から見たらどうでもいいようなこだわりだからです。

  • 玄関に入るときにしろお風呂に入るときにしろ足を踏み入れる時は右足から
  • 色や形ごとに収納している
  • 所定位置は必ず決まっている
  • 物と物の間隔はミリ単位で揃えている
  • 物の長さ順に並べる

ちょっとやりすぎでは?と思うくらい徹底していますので、一緒に居る人は疲れます。

過去の栄光にすがりつく

過去の栄光が忘れられなくていつまでも自慢します。

「昔○○賞を取って表彰されたことがある」
「昔は痩せていてモテた」

今は大したことない。

昔と今のギャップがある人が過去の栄光にすがりつく傾向にあります。

存在価値がある

いくら今使えなくなったとしても、今は価値がなくなってしまったとしても絶対に手放せない理由は
「もったいない」
「いつか使うだろう」
「いつか着れるだろう」
「また流行る時が来る」
「思い出の品として取っておきたい」
「大事な人からもらったものだから」
「苦労して買ったものだから」
「高かったから」

とお金に換えられない物や他人には理解できなくても自分の中では大きな価値があるから手放そうとしないのです。

執着心を手放すには

なにかに執着してしまうのは、悪いことではありません。

ただ、強い執着心のせいで、仕事や恋愛において日常での疲労感やストレスがたまり、毎日不安と焦りで自分を苦しい状況に追い込まないよう執着心を手放すことも必要です。

過去に執着している人

どんなに素晴らしい過去を持っていても今評価されなければ意味がありません。

過去の栄光を自慢してばかりでは過去にすがっている痛い人と見なされます。

「過去の自分を取り戻すんだ」「見返してやる」くらいの気持ちで何事にも真剣に取り組みましょう。

断捨離ができない人

物に執着している人は断捨離ができません。

家は物で溢れかえっています。

ため込むばかりで手にすることはないか、せいぜい1年に1回くらいでしょう。

それは大事にしていると言えますか?

愛着ではなく執着です。

大事なのは今使えるか使えないかです。

どうしても捨てられない物は一度、使ってみてもう一度使いたいかどうか確認してください。

捨てられない性格だから同じような物も大量にあるはずです。

用途ごとに一個あれば十分です。

洋服や作品は写真に残して「ありがとう」と感謝の意味を込めて思い切ってサヨナラしましょう。

考え方が偏っている人

自分の成功体験に基づき考えを絶対に変えられない人はそれはそれでいいとしても、他人の意見を尊重するくらいはしましょう。

自分の意見や価値観ばかりを押し付けてしまっては相手がかわいそうです。

それに相手の活躍の場を奪ってしまっています。

どちらが効率的か確認するのもいいじゃないですか。

まとめ

以上、執着心が強い人についてまとめました。

『手放す』『諦める』は紙一重。

執着心を手放したら心が楽になる。

諦めたらそこで試合終了。

執着心をすべてなくすことは難しいかもしれません。

けれど、執着心を前向きなパワーに変えることはできますね。

自分が楽になる方を選んだらいいと思います。